ADHD(注意欠如多動性障害)の年代別の特徴

ADHD(注意欠如多動性障害)は年代によって症状の出方に違いがあります。特に人生経験が少ない子供のうちは症状が出やすく、成長をするにしたがって自分を抑えたり、工夫する方法を学んでいく可能性があるからです。ただし、障害の重さによって違いが出るため、個人差があることに理解が必要です。

最初は気づかないことが多いADHD

ADHDだけでなく、発達障害があるかどうかはある程度成長しなければわからないケースがあります。ADHDの場合は2歳頃から小学校就学までに症状が現れる場合が多いのが特徴です。変わった子供、個性的な子供と思われるだけで見過ごされることもありえます。

0歳児からの乳幼児の期間は、寝つきが悪い、視線が合わない、頻繁に寝返りをうつなどの症状が出る場合があります。ただし、人によって成長の速度は異なるため、自然と落ち着く可能性もあります。どうしても不安が消えない場合は、病院や自動センターなどに相談するのがおすすめです。

ある程度成長し、自分の足で歩き、会話ができるようになると症状が顕著になることが多くなります。団体行動が取れない、じっとしていられない、かんしゃくを起こしやすいなど、問題行動を起こすケースが多いからです。社会に馴染むまである程度トラブルが起きることはありますが、頻繁すぎる場合は専門の医療機関で診断を受けるのが基本になります。

・ADHAの子どもは発達障害の可能性も

ポイントになるのは、ADHDの子供が他の知的障害などを同時に持っている場合があることです。言語能力や知能の発達の遅れなどが目立つケースも存在し、なかなか人の言うことが聞けない原因が発達障害だったということもあり得ます。教育やしつけの問題ではなく、障害が原因で問題行動が起きる場合があるのです。

小学校〜高校時代の特徴

小学校就学から、小学生までの年齢になると、はっきりとADHDと診断されるようになります。授業中に座っていられず教室を歩き回ってしまったり、他人と会話をしていても脈絡のない話を持ち出したり、話しかけても上の空など症状が目立ちやすくなります。思い通りに物事が進まないことからかんしゃくをおこしたり、暴力的になる子供が多いのも特徴です。

中学生から高校生にまで成長すると、他の人間と自分を欲比較するようになり、次第にADHDの症状が治まるケースもあります。代わりに他の発達障害や知的障害、学習障害などが顕著になる場合もあります。自分に劣等感を持ってしまい、家族にも言えずに悩みを抱える場合もあるため注意が必要です。

また、反抗期などが重なると必要な薬も飲まなくケースがあります。自立したいという気持ちが芽生えることや、ADHDの症状自体を否定したい気持ちになることがあるためです。症状や精神の変化に合わせた適切なケアが大切になります。

最近では大人のADHDも増えている

大人になってからADHDが判明する場合もあります。計画的に仕事ができない、予定が守れずよく遅刻をする、大切なことを忘れるなど、社会に馴染めない場合が多いからです。忘れ物やケアレスミスの多発などもADHDの典型的な症状の一つです。

また、複数の指示を受けると混乱しやすいのも特徴になっています。物事を平行して処理する能力が低いため、複数の物事を同時に言われると何かが抜け落ちる可能性が高くなるためです。代わりに一つの仕事に集中した場合は、高い能力を発揮する場合もあります。

人によっては、椅子に長時間座っていることも辛いなど、特定の仕事に対する適応する能力が低い場合もあります。しっかりと診断を受けて、薬を処方してもらい、症状を和らげることが大切です。ADHDの症状には薬で緩和できるものも存在するため、薬で補うことも大切です。

人によって症状や重さは異なります。正確な診断を受け、対処法を知ることがもっと大切になります。違和感や不安を医師に伝え、一緒に対策を考える必要があるのです。

関西ほっとサロン「ADHDについて」(外部サイト)

大人のためのADHDサイト」(外部サイト)

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